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トガサワラ原始林調査

前々から、タイミングがあえば…ということで
希望していた 山調査。

ちょっと、急な登りやで。山が好きでないと行かれへんかもわからん。

それだけの前情報で(笑
満を持しての参加。

調査内容の詳細は置いておいて
調査ポイントは ここを登って尾根伝いに上がったところ...と、見上げたところは絶壁斜面。 ん?
登るということで。

以外に不安はなかったんですが、
高校まで 山登ってて良かった と、心の底から思いました。
足の運びを間違えると 真剣に危ない...
調査ポイントまで 熊のように、サルのように。

植生は アセビ、アカマツ、トガサワラ、ウリハダカエデ、シキミ、ヤブツバキ、サカキ...
が記憶に残ってます。自分で同定したのではなくて 同定されている樹木の
変化を記録していく作業なので すこし、幹の感じとか、
サカキとヒサカキの違いとか、トガサワラの枝振りとか、わかったような。

1日目は昼前から登り、
調査エリアが広かったので 4時には下山しないと..というところを15分ほどオーバー。
みるみる暗くなってくるので、みんなやや焦り気味。
心の中で 焦るな焦るな...でも私が列の最後はヤバいと思いつつも、
少し降りすぎたので 登るよー というポイントで
枝分かれした太目の幹を手綱に登ろうとした瞬間。 すぽっ...
スローモーション リュックの重みで背面落下。
やばい・・・2回転・・・とまらない・・・加速してく・・・わたしどうなるんかぃな・・・
下からつきあがった倒木に覆いかぶさって ストップ。止まれた・・・
じぃちゃんばあちゃんおじちゃんおばちゃん、ありがとう
つぶやいた(泣

頭打ってない、足、打撲してるけど 慎重に歩けば大丈夫そう。
セーーーーフ(汗!!!!
メガネとペットボトル以外は吹っ飛んでない。

みなさん さすが、冷静。
滑落状況もちゃんと見届けてメガネも見つけれくれました。
そうしてる間に、さらに暗くなったので、みんな真剣。
ヘッドライトを頼りに重心をできるだけ落として下山。
改めて、こんなとこ登ったんかょ...と思いつつ 張りつめる緊張感で降りました。

営業時間外の温泉に入れてもらって 体をほぐして
打ち身と腫れに 改めて 自分の体の感覚に聞いてみる。。。
(大丈夫やな)

ということで!お楽しみの夜の宴会◎
ビール!焼肉!吉野の紅葉した柿の葉ずし!
私の 滑落も もちろんツマミにされながらも、いや 今日の場所は 真剣に
上級者以上のところやで。...って 前情報おかしいですやん(汗
でも 日々自然を相手に仕事をしてる人たちと話してると、めちゃくちゃ面白くて
けっきょく夜中の3時就寝。

7時半起床。
予報通りの雨。身支度を考えて 出発。
1日目ポイントから川を挟んで反対側に移動。今日も昨日より短いが凌ぐ傾斜のよう。
雨プラス、みんな 暗黙的に私を気にしてるのがわかるから、もう一度 自分の感覚に聞いてみる...
(大丈夫)らしい。
実際、足は慎重に運んだけれど 体はウソみたいに軽くて、
調査ポイントに着いたら雲が抜けて、調査が終わり 別の山に登って、
帰りの車に乗るまでは 雨が降らなかった◎終わり良ければ総て良し

今回の調査参加者で、苔の研究者の方がおられたのもラッキーで
数日前に 地衣類染色というのを教えてもらって、ウメノキゴケで染めてみる
ってのをやってみたかったので この機会に小枝に付いた苔類を教えてもらいました。
といっても、調査後 ミセバヤという花の日本でも数少ない自生ポイントへ
ハイキング(普通に登山なのですが もはやハイキング的...)した往復路でしか
そんな余裕はなかったので 一種類だけ。

目的としては 絶滅危惧種になっている トガサワラの調査だったのだけど
私にとっては いい経験をさせてもらえたな〜と。
こういう緊張感のある山をプロの人たちと経験すると、
人生の中で いろいろあっても まー死にゃあせんわ、大丈夫◎って思えてきます。

何となく、この子はOK!みたいになってしまったので
きっと これからも タイミングが合えば参加するんでしょう。

身支度の仕方、荷物の持ち方、自分への・周りへの気の配り方、
めっちゃ学ぶこと多いです。

しかし、日頃 そんなに運動もしてないのに 意外にタフに登れたなぁと
父と兄と 小学校〜高校まで 奈良の山をほぼ制覇したはずで やっぱ 身体をつくる時に
やってたことは強いんかな、と すれば父に感謝◎と改めて

あーたのしかった!



2日目の調査地。左端の斜面に生えているのがトガサワラ。
ほぼ垂直に登っていく。。



調査 参加者。みなさん、ツワモノばかりです。



ミセバヤの花、自生地。崖の上にしか残っておらず 間近には見れませんが
この場所が とっても気持ちよかった!





タカノツメ、マツゲゴケ。
タカノツメの葉っぱは、におってみ?と言われて匂ったら なんとカラメルのにおい!
知らなかった〜 落葉が雨に打たれて 発酵すると香るのだそう。

これは ウメノキゴケですか?って苔やさんに聞いたら、その仲間のマツゲゴケと即答。
奈良公園のサクラの落ち枝なんかにいっぱい付いてるよ◎らしい。
よし、やっぱり アレですね♪



 
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テクノロジー


PC環境を いろいろ更新。
ようやく整い、快適に♪

伯父ちゃんから譲り受けて使っていたノートもバッテリーがダウン
お世話になりました。

複合機はあまり好きでないので 携帯としてスマホを持つのはなんだかな...
プロバイダも解約してイーモバイルにしてみて すっきりしたような。
携帯は 私にとってほぼ電話機でよいのです

更新すると 時代の進み具合を実感しまする。
モノも情報も溢れていて
どんな選択が 自分にとって一番よいのかを 選択するのが とっても大変 な
世の中だなぁ とおもいます。

自分の 暮らし方も、時代の流れと隔離するんじゃなくて
把握した中で 要らないものをそぎ落として、自分にとって必要なものを
選び取っていけるのが理想

しかし 人間は テクノロジーを使う側だよな...と
今まで生きてきた人たちの努力の上に私たちは生きていて
既存のことを ぜーんぶ把握するなんて できっこないから、インターネットも
使って 知ればいいし

でも なんのために テクノロジーがあるかって
自分が 日々たのしく生きるためだし、テクノロジーが押し寄せてきて
テクノロジーにつかわれるような 時がやってきたら、自分で要らないと言えばいい

見た目、すごいと思うだけで、テクノロジーの本質は 旧石器時代から
変わってないと思う。


こないだ ヒロトさんとマーシーさんのエネルギーをもらった
ライブで 最高に楽しめるのも テクノロジーの恩恵。

また あの二人に会いたいなぁ☆


 
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五倍子

この時期の 採集は…

これ、食べれるの?
って何度 聞かれたか…(笑


虫こぶくんです




優秀な 高枝切狭を相棒に 2週つづけて 収穫♪
かなり、いただきました◎

そこそこ背丈のある ヌルデの枝に、実のようについています。
左側のは、山師さん採取後 しばらく経っていて 右側のは 取って1~2週間くらい。
Freshです♪

ただ、衝撃なのは・・・
これを割ると かるく絶叫するくらい おびただしい虫がでてきます。
採取時期にもよることがわかりましたが、
アブラムシが羽化する前だと、比較的マシで、羽化して今にも穴をあけて
飛べるよ!状態になっている虫こぶの中は...エライことになってます。

もちろん 目的は。
染料としてでござる。タンニンが豊富で(実際、玄関で乾燥させていたら 虫こぶの下が
黒くなる)五倍子として 鉄媒染による そのものの色を染める場合と
タンニン下地処理としても使えるので とっても重宝

実際、こんなに身近にたくさんあるとは...! うれしい☆

このFreshな状態で やはり染めてみたくて
残業おわりの 帰宅後23時から 夜な夜な抽出。
沸騰しないように 6~70度程度で 染めるウールに対して20%計算の虫こぶを煮出す

同時に 淑子さんにいただいた 及川全三氏の教本を もう一度読み返す。
ウールの場合は 必ず 沸点に到達してから1時間程度 保つ 染液中でも媒染液中でも。
淑子さん
「煮物と一緒で、お鍋の中で温度が下がるまで待つの そうするとしっかり色が入る」

 


撮影環境があまり良くないけれど
五倍子特有の いい感じの藤鼠色になりました。

今回 鉄媒染は 染めるウールに対して5%木酢酸鉄 に1%蓚酸を加えて。
感覚的には もう少し 木酢酸鉄が少なくても十分染まった気がする

ウールのアミノ基に五倍子のタンニンがくっ付いて
その手につながるだけの鉄イオンで十分ということですよね
目にみえたらいいのになぁ^^;

五倍子のタンニン量は 生と乾燥後で変わるのか。。。気になるところです。



 
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