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『重衡』


先秋の 興福寺での塔影能では雨に見舞われ
わたしの 能との出会い はお預けになっていたのだけれど..
京都観世会二月例会にて 恵美子さんのお師匠、
浅見真州さんが関西に来られる、ということで 恵美子さんと淑子さんと3人で
また 楽しみにしていた。


のに、昨日の電話で 風邪でダウン という恵美子さんの悲しい声。
一番楽しみにしていたのに 可哀想だったけれどムリは禁物。
淑子さんと 現地で待ち合わせ。


お能の世界は 正直 まったく
わかりません


恵美子さんから 下資料ももらっていたけれど ほとんど目を通すことなく
行きの電車で 重衡について しばし...


高校時代の日本史の先生(俳人でもある)の話が大好きだったのですが
重衡の南都焼き討ち=大仏と仁王さんがメラメラ燃える図=ひどいことするやつ。
だけが 記憶として残っています。
いい加減なモンですね〜〜^^;

実際、東大寺、興福寺のほとんどと、多くの市民と僧侶が亡くなるという
甚大な被害だったそうで、重衡はたいそう南都の人々から恨まれたそうなのですが
この『重衡』、その悪役の苦悩を表現してるんですね

こういった 人間の苦悩とか影を描く能のことを いはゆる「修羅能」というそうですが
『重衡』のパンフにはこんなことが書かれていました。

能を大成した世阿弥は 藝術としての こよなく美しい能 というものを創作し、
修羅能においても それまでの暗いものではなく、風雅な修羅能を開拓
(きっと当時は現代芸術とか言われてたんでしょうね..)したそうです。
今回の『重衡』は、世阿弥のそれとは違う、おも〜くて くら~い修羅能ということで
室町後期には廃絶してしまったそうですが、浅見真州氏が復刻能として
敢えて演じられている。 ということのようです。


という前置きはそれとして..


五感で感じたはじめての 能 というものを、ここに記しておいたほうがいいような気がして...
それほどに、ちょっと細胞が沸き立ちました。


専門用語が まったくわからないので 稚拙な表現になりますが..


なんだか とっても うつくしかった...
足の運び、絶妙なたたずまいの角度、声
全体として演じ手を見たときに、とってもバランスがよいなぁと。
正面から見たときも、斜めから見たときも、うしろ姿も。うつくしい...
いはゆる 無駄のなさ、引き算の美、 なのか。

終始、 鼓と、それより少し大きな鼓を持った人がふたり
舞台の真ん中に居て 鼓の音と、「いよぉ〜ぉお!」の掛け合いを繰り返し。
楽譜なんてないだろうと思うが 100回以上ただ、それだけ。
の、それだけ。が凄い。
話の流れにあわせて あらゆる音色に変化するから面白い。


始まる前、なんで能舞台は右に寄ってるんだろう..と思って 眺めていて
普通の舞台のように、どーん と真ん中にあってもよさそうなのに。
でも 見終わると、納得◎ あの メイン舞台から一段奥まった、「廊下」
が重要なんですね。
あの「廊下」があることで、話のふくらみ、
見る人の想像力のふくらみ が増すような気もします。

幕が開いて、演じ手が スッと 入ってきたときの「気」のみなぎり、
余韻を背中に受けて 幕へ去っていくときの 美しさ、


何より、演目の終わる前のクライマックス
鼓と横で唄ってる人たちと演じ手の「気」が融合して満ち満ちた!!
 と思った つぎの瞬間。。。。サッ !と 幕へ引くんですね

なんて潔い終わり方なんだ〜〜!!


まぁ 途中うつらうつらしました。はい。
だって しゃべってる言葉は断片的にしか分からないし、アタマも追いつかないし
現代との 間の取り方の 違いったらないですよ、この芸能が現代でも
真面目に続いていることが 奇跡のように思えました。。。。


でも こうして 恵美子さんにきっかけをもらわなければ
きっと 一生見なかったであろう 能の世界を垣間見ることができて
大変よかったなぁ と思います。
淑子さんとも たのしいお食事できたし
大満足な 一日に、感謝。


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ふきのとう!



いつもの N先生からのプレゼント♪


ふきのとう、食べたかったんです〜^^
待ち遠しい 春、 到来!



ツボな映画情報と もはや常設展示と化してる cafeHobitto での個展、
晩白柚(ばんぺいゆ)の砂糖煮 (こちらは柚子マーマレードのお返し)



みずみずしくて きれいだなぁ

ひとつは 愛でる用に、 ひとつは オリーブでソテー&塩パラリ。おいしー♪


@京都シネマ
@京都シネマ


 
@京都シネマ




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猫ライフ。


どこにもついてくる。。。

トイレにも お風呂にも ふとんの中も


うごく糸にジッとしてらんなくて よけてもよけても懲りない

もー糸からまったやんか!って怒っても「へっ?」って顔

だって 動くものには反応せずにはいられないんですもの...



でも。おばちゃんが亡くなったときは ジッと抱っこされてた文ちゃん。
わかるんだよねぇ..




あぁ もう文ちゃんの居ない生活は考えらんないゃ〜


しっぽ は お手手の上なんです。





                               
ストーブの前が いちばん よいのにゃ













 窓から お外を眺めるのが好きにゃ



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