2012.01.21 sat
EARTH NETWORK @日本茜染めワーク
在来種:身近な植物で染める
茜(アカネ、赤根) ・・・アカネ科 つる性多年生
日本茜 インド茜 西洋茜 ・・・色味が違う;主とする色素の違い;
日本茜、インド茜はプルプリンが主、西洋茜はアリザリンが主
生薬として:茜草根(セイソウコン)
掘り出して1日後の生根14g と 乾燥根(20g→乾燥後3g)を比較染め。
圧倒的に 生根の方が赤みが強く染まる。
乾燥する過程で プルプリンが劣化する?(クロマトでの測定結果)
本来は 身近に生える茜を掘り出して すぐ染めたのかもしれない..
吉岡幸雄氏の茜に対する文章(私的解釈)
古代の人々の色に対する欲求はとても強かった
染料としては日本茜よりも インド茜の方が優秀だったし
色の交易は盛んだった
あるクロマトデータによれば
茜の育った場所で 色素量の違いが見れる
:染められた繊維がどこの茜で染めたか産地推定ができる
アリザリン
プルプリン
OH基が 一つ付くか 付かないか だけで色素が変わる(色が変わる)
分からないことが多すぎる...
でも何か面白いことがまってる予感。
今の仕事(クロマト)に 関わらなければ
こんなに 染色を掘り下げてみようとしなかった
化学を身近に感じることもなかった
要は たぶん繊維と 色素が如何に強固に結合するかが問題なはず。
それには 毛、麻、綿、それぞれの素材の組成
色素の組成、結合に一役買う タンニンや金属イオン、
それぞれの性質を見ていかなくちゃ
人間といっしょだ
ただ事象を外から見てるだけでは ほんとのことはわからない
「一生勉強」
(おばあちゃん語録)