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NEW YEAR
栃木研修 日下田藍染工房さん

さて 2日目の早朝からお伺いしたのは

日下田藍染工房さん

 

重要文化財になっている工房は築220年。

茅葺の屋根の入り口までにあらゆる含藍植物の鉢植えが並んでいます。

 

工房には72個の藍甕がずらりと並び、藍液の保温のために燃やす籾殻の煤で

天井、壁、梁が 厚みのある黒色に染まっていました。

 

こちらの当主、9代目の日下田(ひげた)正さん。

とっても素敵な方でした。

腰が低くていらして、自身のお仕事にひたすら実直...そんな印象

 

跡を継がれる時にはすでに 藍染で生きていくには厳しい時代。。

藍染だけではなく、地元の綿を育てて、染め、織りまで完結した仕事をしようと

柳悦孝氏の下で染め織りを学ばれ、「益子木綿」を栽培し、

植物染料で染め、羊毛のホームスパンのように混色をして紡ぎ

複雑な組織織りで反物を織っておられます。

何ともすごいお仕事。

 

これまで繋いでこられた伝統工芸、工房

今後のことが気になります。

 

娘さんがいらっしゃるそうですが

「好きなことをしたらいいと思っています。藍染では生活できませんから。

私だけじゃない、周りの伝統工芸の者みんな同じです。

あと5年、10年先にはみな辞めてしまっているでしょうな...

跡を継ぐ者がいたとしてもそれで暮らしていけなければ成り立ちませんから

これは仕方のないことなんです。」

 

何ともやり切れない思い。。

これまでにも失われてきた伝統工芸、手仕事は数限りなく

失われるときは一瞬で、ひとたび失われれば本来の姿に再興するのはとても難しい

ほんの一角を見ているに過ぎないのだとしても

その一瞬を見過ごしていいのだろうか やり切れない思いが渦巻きます

 

 

 

 

 

 

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