これで 毛(羊)、 絹(天蚕)、 麻(カラムシ)の三拍子!
自らの手で 糸を作れたことにな〜る
おっと、まだ苧績みがのこっているのでした...
休み前に 営業で 大先輩の勤める某考古学研究所へ立ち寄ると
**
そういえば 株分けした カラムシ、どう?元気?
と。
めちゃくちゃ元気に育ってますよ、おかげさまで◎
でも もう刈りとらな あかんで、発芽して90日が目安・・・
ここのカラムシは 成長不足やから、少し分けてもらえるかな、分析に使いたくて・・・
ならば!お時間あれば繊維のとり方、教えてください♪
いいよ〜来週なら時間あるし!
**
すばらしいタイミング☆
ということで 本日。早朝から刈り取りしてスタンバイ。
実は 先輩から株分けしてもらう前から、ウチの庭には カラムシが自生していました。
上のモリモリ が自生カラムシ、 手前の白っぽいのが 株分けカラムシ。
余分な葉を落とします。
@某研究所。
まずは 自生カラムシで練習しようということに。
木化(根元が硬くなり、木質化)している部分は、使えないので落とした状態。
繊維として使える部分は この時点で約60cm程度。
前日に刈り取って 水に漬けておきましょうか?の問いには
いや〜沖縄式でやるから 不要!とのこと。
ほほー
剥ぎ取りの道具です。
先輩お手製。
根元から10cm弱のところで茎を折ると 外皮と茎の芯とが離れます。
そこに 指を入れて すーーーっと割いてゆきます。
剥ぎ取りました。
次は外皮を上にし、根元を釘側にして押さえ、ヘラ状のもので コソギとっていきます。
けっこう、力をいれてます。
ここまでの写真は ウチの庭の自生カラムシ写真ですが、
先輩から株分けしてもらったカラムシの正体は、沖縄産の、繊維を取るために育てられてきた
カラムシだそうで、指ですーっと割く時点から、やわらかさ、のび、つや、白さ がぜんっぜん違いました。
これだけ歴然だと、昭和村のカラムシを触ってみたくなります。
ようは、育てるところから そういえば違っていて、
以前 ろっきゃおで見た「からむしと麻」の記録映像にもあったように
かなり蜜にそだてて、横に葉をつけず、上に上に伸びるようにして育てられていました。
葉をつけて、節ができると その部分で繊維が切れてしまうのです。
ということで、沖縄カラムシの白さ!
テンションあがって 枚数が多いです(笑
でも、違いはこんなに。
写真が悪すぎですが、上から
沖縄カラムシ_剥ぎ取り後・アオソ、
奈良カラムシ_剥ぎ取り後・アオソ。
やっぱし やらんとわからんのぅ!
先輩、大変お忙しい中 有難うございました!!m(__)m